2022.3.18-第21回会合レポート

活動について

8月のキックオフからスタートしたワーキンググループ活動は、課題の深堀りや共有から具体的な解決策や実証実験へと進んでおります。全体で9グループ262人のメンバーがここまでの活動について中間発表を開催しました。あわせて改正電子帳簿保存法への対応と改正省エネ法による算出の見直しについても講演いただきました。(参加者数:142名)

 

 

 

株式会社traevo 設立について

2019年のWG05活動からスタートし車載器メーカーを横断して自社・庸車を問わず車両情報の一元管理ができる動態管理プラットフォームを開発してきました。複数年かけて大規模な実証実験やものづくり補助金によってTDBC動態管理プラットフォームを構築。今年度のWG05では、51社のメンバーが参加し機能検証やUIの改善で社会実装まで繋げました。今後は広くサービスを提供及び運営する組織として株式会社traevoを設立しました。

 

 

 

 

WG09 SDGs および環境、エコドライブ

 

3月にはWG09主催のSDGsセミナーを開催し115名にご参加頂きました。運輸事業者が取り組むメリット、取り組み方法、脱炭素についてメンバーに三井住友海上火災保険株式会社より講演。

成功事例として株式会社大安、株式会社イボキン、西福運送株式会社からも具体的な発表がありました。

 

Co2見える化や削減についての関心が高いというアンケート結果がでています。今後は事例集とガイドブックの作成を目標にしています。会員の皆さまの各社ホームページを調査したところ、宣言はされていないもののすぐにも宣言できそうな企業が32社も見受けられましたので、ぜひWG09でご支援させていただければと思います。6月にもSDGsセミナーを予定していますので是非ご参加ください。

 

(西福運送株式会社 真鍋 亮介)

 

 

 

 

 

WG08 無人AI点呼実現への挑戦

 

AIを使った点呼の無人化を目標に廉価で導入しやすいシステムを研究しています。POCフェーズ1では接触式センサーで指からエネルギーレベル(元気さ)を取得しました。

自己申告と概ね比例していましたがレベルの数値は個人差が大きく、絶対値のしきい値が決められないこと、個人ごとの値の変動による変化を見逃さないことが大切と認識しました。

フェーズ2では医学的専門家のアドバイスをいただいた結果、体調不良は一番最初に心拍や自律神経の乱れにでることが判明。2022年4月から6月に非接触センサーを採用し、長期間かつ体調不良時にもデータを測定し点呼データやデジタコデータも共に分析します。

 

フェーズ3ではAIなども活用して方向性を検討していきますので様々な技術をお持ちの方はご参加をお待ちしています。

 

(大河原運送株式会社 大河原 裕尊)

 

 

 

 

 

WG07 建設業の遠隔操作・自動化、人材不足の解消、災害復旧の取り組み

 

人材不足・現場の高齢化などの課題をもつ建設業と、災害復旧に不可欠な重機は、遠隔操作や自動化が進められています。遠隔操作で迅速な災害対応を目指して自治体や消防との合同訓練を実施しています。

 

これらの技術を広く周知し、かつ若者や未就労者を業界に呼び込むための「e建機チャレンジ大会」を計画中です。

まずプレ大会は5月に資格保持者のみで油圧シャベルとキャリアダンプの遠隔操作で競技会と考えています。最新の通信設備やカメラ、データ圧縮技術も活用します。

 

(EP Rental株式会社 依田 隆)

 

 

 

 

 

WG06 運輸業界共通プラットフォームへのはじめの一歩からその先へ

 

受注処理の効率化に注目して紙伝票の自動データ化と後工程へのデータ連携をすすめています。

ひとつの大きな標準システムをつくるのではなく、複数のサポート会員が必要な機能を部品のように提供し自社で利用するものだけを組み合わせて自由に繋げられるプラットフォームを目指しています。まずは最初にデータを入力するステップに注目し、野々市運輸機工と新宮運送で受注明細や整備明細などを対象にPOCを実施中です。

 

OCR読み取り検証や効果検証、現場での課題などを共有していきます。

 

(株式会社伊藤運送 伊藤 圭司、株式会社フルバック 久長 正憲)

 

 

 

 

 

 

WG05 動態管理プラットフォームの社会実装と活用

 

あらゆるデバイスを連携できる車両動態管理プラットフォームは機能的な検証からビジネス化の段階となりました。今期はこれを活用していかに社会貢献ができるかという活動を進めています。アイディアソンを実施した結果、2つの分科会がスタートしました。「ドラレコ映像を活用した事故や犯罪の早期解決」では犯罪や事故捜査への協力として地域に貢献できる方法を検討しています。

 

「Co2排出量削減」では改良トンキロ法やみなし燃費の見直しを検証し、正しい排出量の計算がC02削減につながると考え、プラットフォームから取得したGPSを活用することで実測燃費をより簡単に正確に算出する方法を検討しています。

 

(株式会社首都圏物流 駒形 友章、物流企画サポート株式会社 大西 友洋、株式会社アスア 間地 寛)

 

 

 

 

 

 

WG04 運輸業界の人材、働き方改革

 

喫緊の課題となっている2024年問題について人材の採用・定着・育成の面でサポートできる仕組みを作っていきたいと考え、Youtubeで新規採用や、eラーニングやマンダラートによる育成プログラム等を調査しています。成功事例を共有して皆さんのきっかけになる情報を提供していきます。既存の仕組みや他社で実施されている内容を紹介していきますので、見学参加やサポート会員のソリューション提案を募集しています。

 

(株式会社ワカスギ 黒木 洋平)

 

 

 

 

 

 

WG03 MaaSへの取り組み

 

横断的OD分析&移動最適化チームはNAGANOスマートコミッションへプロジェクト提案。中山間地の交通課題と中心部への渋滞課題を解決する提案をした結果、R4年度は見送りで長野市主催のWGで議論を継続することになりました。ワーケーションxMaaSチームは、辰野町産業振興課へプロジェクト提案しています。昨年のWeb調査から都市圏の企業ニーズにマッチしたサービスと、検索予約しやすいプラットフォームが必要という結論がでています。ワーケーション受入れ実施側と利用者をつなぐ仕組みや、企業が受入れやすいコンテンツを整備中です。

 

(アルピコ交通株式会社 上嶋 圭介、株式会社デンソー 今村 朋範、株式会社電通国際情報サービス 松田 延)

 

 

 

 

 

 

WG02 健康経営の推進と乗務員の健康

 

・睡眠チーム

実証実験はデータ数の不足により結果は出ていないが収集方法などの課題を検証

・集中力・注意力チーム

血糖値の変動は特に長距離トラックドライバーの集中力・注意力に関連することが判明
三井製糖のパラチノースの摂取による効果があるか実証実験を予定

・循環器脳疾患チーム

健康診断データをそのまま活用して脳卒中リスクを解析する実証実験を4社で実施
脳ドックを受診し実際に予防できた結果もでている

・循環器心臓疾患チーム

コロナ禍で事情により停止

 

(大塚製薬株式会社 田中 久士)

 

 

 

 

 

WG01 事故撲滅と実現のための乗務員教育

 

事故に関するテーマからABの2つのチームで活動しています。

A.バック事故は未確認と未認識の要因があり死角事故としては左折巻き込みの自転車事故が多い。実証実験ではマルチカメラの俯瞰映像と警報装置のデータで効果と運用性を検証中。

B.情報の見える化で教育内容の向上ひいては事故撲滅を目指したい。日立物流のSSCVの実証実験で効果や運用を検証中。

山崎製パンと矢崎エナジーシステムでデジタコを使ったバック手順を順守する仕組みを検証中。

 

(株式会社フルバック 服部 豪、ジャパン・トゥエンティワン株式会社 岸本 賢和、日立物流株式会社 佐藤 公則)

 

 

 

 

 

改正電子帳簿保存法への対応

 

2022年1月より施行された税制改正では、国税関係の帳簿書類は区分ごとに保管方法と申請が異なります。2年間の猶予はありますが電子取引の場合は電子保存が必須となり、これにはEDIだけでなくメールやFAXでの取引も対応が求められます。AIOCRやSPAを活用した運用について紹介しました。

 

(ウイングアーク1st株式会社 敦賀 武志)

 

 

 

 

 

 

新規会員ご挨拶

  • 株式会社Welfeed
  • 二葉計器株式会社
  • 芙蓉総合リース株式会社
  • 保険サービスシステムHD株式会社
  • 野原ホールディングス株式会社

 

事務局より

  • WG05からの要望などをTDBC動態管理プラットフォームに反映し、株式会社traevoでサービス運営していきます。
    健康起因事故の防止については積極的にメディアに発表しています。
    今後とも協調と共創でよりよい業界と社会の実現のため、積極的なご参加をお願いいたします。
  • 今後の予定は以下のとおりです。
    2022年7月7日 TDBCForum2022
    2022年度の新WGテーマ発表
  • 事務局新メンバーのご紹介 加藤高史、鈴木正秀