設立総会には、運輸事業会社、関連協会、ICT等企業、メディアなど、50社86名にご参加いただきました。
関連省庁からも国土交通省、経済産業省、厚生労働省よりご出席いただき、各省の御出席者様からご挨拶、ご講演を賜りました。
1年以上にわたり運輸事業者を中心とした有志によって、事業者の抱える様々な課題や、それを解決できるITやそれ以外のソリューションについて、検討、協議を進めてきましたが、より一層の知見や技術、事例やノウハウを取り入れて共有するため、広く会員を募ることになりました。
幹事を務める運輸事業者からの事例発表や実証実験のご報告、各省庁様からの情報提供など、合計10セッションの発表がありました。
講演に聞き入る参加者の皆様
協議会議長のウイングアーク1st(株) 内野社長より、運輸デジタルビジネス協議会の設立にかける思い、目的、体制、活動方針などについてのプレゼン。
この協議会は、運輸業界と、それをサポートするICTなど多様な業種の企業が連携し、デジタルテクノロジーを利用することで運輸業界を安心・安全・エコロジーな社会基盤に変革し、業界・社会に貢献することを目指していきます。
発起人の一人、P&J(株)の李社長からは、ダンプ、トラック業界の現状の課題と近い将来起きることが明白な、乗務員の高齢化と応募人材の減少によって発生する深刻な人材不足による物流業の懸念について熱く語っていただきました。
運輸業界全般に言える人材不足の問題は1社だけでは解決できないため、業界全体で協力して業界のイメージを変えていく努力が必要である。
そのためには「人と健康」に着目して対応していくことが大事。
そのための実証実験には協力を惜しまない、とのことでした。
一橋大学大学院 安延様からは、もう足もとまで迫ってきている日本の運輸業界が迎える危機について、運輸業のお立場から、IT業界で起きた例や、技術のイノベーションによる業態の変化、流通業における異業種参入の脅威の例などをもとに、分かり易いご講演をいただきました。
運輸事業各社の事例発表や質疑応答、活発な名刺交換などを通して、運輸業界の課題や問題点など皆様に共有いただきました。
設立総会後、懇親会には60名のご参加をいただき、大いに盛り上がりました。
乾杯のご挨拶をされるフジタクシーグループ 代表取締役会長 (当時)梅村 正明様
2016年8月9日(火)16:00~17:30 開催済み
渋谷エクセルホテル東急6F プラネッツルーム(東京都渋谷区道玄坂1-12-2 渋谷マークシティ内) GoogleMap
50社86名
運輸事業会社、関連協会、ICT等企業、メディアなど
関連省庁
国土交通省、経済産業省、厚生労働省、3省 5名
参加者数 60名(関係者、スタッフを除く)